ひとりごと。
どんな気持ちで隣に居たの?
一緒に歩いた景色を君の視点からもう一度
振り返ってみてるんだ。
そうやって 綺麗な雨のように心を
洗い流すんだね…
ぼくは透明人間のように、
君の目の中に映ることが出来ない。
君はこのチョコボの周りについてるぺらぺらの
プラスチックを、好きだと言うのかい?
ぼくは透明人間のように、
君の目の中に映ることが出来ない。
でも触れていくことが出来る、
風となって、雨となって、 こっそり紛れ込んだ気泡のように。
だからきっと捉え間違えたんだ。
君はこの掴めない影を掴みたいと、
言うのかい?
そんな陳腐なものにしちゃダメだ。
君はもっと高価でなくては。
自分自身を大切にする練習だと思って、
少しづつ手を離してくれないか。
朝日が気がつくと真上まで昇って居るように。
ゆっくりと、ゆっくりと、
ひだまりの中心、
温かいところに居てくれないか。
僕は、ただ、君が喜ぶと思って真っ先に打ち明けたんだ。
主よ、今こそあなたは、お言葉どおり
この僕を安らかに去らせてくださいます。
わたしはこの目であなたの救いを見たからです。