にょっぴのブログ

24歳OL、雑記ブログ

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

non title (3)

ねぇ、本当に行っちゃうの? うん、ちょっと旅に出ようと思うんだ。 でも誰からも知られずに、あなたの想いもあなた自身も誰からも賞賛されることはなかった。 うんいいんだ、君がここまで来るまでが、僕に与えられた役割だったから。 僕が矢面に立っていた…

non title (2)

大丈夫だよ、僕は1人にしたりしない。 マックのチャイルドシートの影にも あの襖の横のいつも君が寝たふりをしたあと あけていた扉も、 下田の入田浜にも、 すべての所に、天使が配置されるんだ。 君が泣きついたり、 助けを求めたりできるように。 そしたら…

non title

なにかに優しく溶けていきたい。 その時にはきっと、もう何も庇わない。 その時にはきっと、もう何も守ろうとしない。 ありのままの弱い姿で、無防備に屈託なく笑って… どっちの方が、より、魅力的なんだろう。 今得てる特殊な物もないけど、 もっと信じる心…

募らせる

「あなたは、私にとって 四季のような存在だわ。」 色んな色があって、まだまだ知らない景色ばかり。 色んな角度から愛で、 味わい尽くすために このお抹茶を、ここで何杯点てていきましょう。 なるべく長く見ていたいと思う。 なるべくこの美しい世界に生き…

otogi nightmare 5

目覚めれば、もうどんな夢を見ていたのか 思い出せなくなるものだ。 なんだかどっと疲れた顔で、 喫茶黄昏のパフェを食べに行く。 どこか遠い国のおもちゃ屋さんに来たかのような店内は、 高い高い天井、粉雪が降ってくる扉の仕掛け、 そしてなにより、壁一…

otogi nightmare4

自分自身を知らない… よくよく自分の身なりを見てみると、 ゴムリの寝床に長い間いたせいで、 糞やら尿やらにまみれ、とても汚れている。 (そうはいってもゴムリのフンや尿は、一般的な動物のそれとは、少し違い、カステラの皮の部分のように単にベタベタし…

otogi nightmare 3

"うるさいうるさいうるさいぃぃぃぃいいいい!! 偽善者め。" ゴムリが目を覚ました。 "お母さんのことはどうでもいいのか。 お前がしてることだって、 似たような者じゃないのか?" "助ける反面、生き血を吸っているんじゃないのか?" "自由に羽ばたくこと…

otogi nightmare 2

お父さん、、、 お父さん、、、、、、 声を出してるつもりだが、なかなか響かない。 闇が音も吸い込んでいるようだ。 ゾムリが静かに、寝息を立てている。 ゾムリは、マンモスくらいの大きさがあり、 ほとんどの場合は寝てるが、目を覚ますと獰猛で 自分の身…

otogi nightmare

とても気味が悪い… なぜか、気づくと海綿の上を歩いているようだった。 たしかに足を上げては、地に付けようとするのに、 踏んでいる心地がしない。 しかも、数歩進むたびに 口の中いっぱいに海藻を詰まらせて、 膝から崩れ、吐き出してしまう。 気味の悪い…