にょっぴのブログ

24歳OL、雑記ブログ

ニーチェ顔に物申すっ いや、申したかった。

優しい音がする。レコードのように再生される。


あなたを追いかけて、あなたに手を伸ばして
それは見えない星に目を凝らすかのような作業だった。

 

とても尊く、切なく、崇高な白い光を
ただ一心に見つめ続けた。

 

あなたを好きでいた私が1番
私らしかったように思う。

 

ぐらつく時も、揺らぐ時も、
それでも、心の中に灯火があったから。

 

背が高くて、自信がでると、途端に
顎に手を置き、背をもたれて、足を組み、少し斜めに深く腰をかける。

 

よっぽどニーチェかと突っ込もうかと思ったが、
小指の爪ほども知らないので、やめておいた。

 

堂々たる品格が醸し出されるので、
どうしたって格好がついてしまう。

 

 

だから、あなたが実は臆病で、
弱ることもあることを、、、


少し浮かれすぎてしまうと、

ご自身よりのことよりも大事にしていそうなお財布をポケットから滑らせてしまうことを、

 

きっとたくさんの人が知らないのだろうと思うと、
少しだけ鼻が高かった。

 

 


桜がいつの間にか、しっかりとピンクに
十分咲きに色づくのと同じように、

 

恥じらい。未熟の蕾のうちからあなたの横にいて
パッとあなたの隣でいつの間にか少しだけ自信をつけたかのようである。

 

ただ、そんなことを知らなかったとしても、
あなたはいつも完璧だった、尊敬させてくれた。

 

あなたには、目につく全てのものからきっと、
シャーロック・ホームズのように、

文字が、情報が

浮かんでくるかのようなのでしょう。

 

だって、あなたは、
いつも目につくものの雑学をすぐに語り出してくれた。

 

あなたの生命力は、なぜ?や、どうして?
なのだろうと、そのイキイキと語る姿を見ながら、
思ったものだ。

 

私にもその瞳が注がれ、なぜ? 何を感じているの?と 知的好奇心を向けてくれるのが、たまらなく心地よかった。

 

聴診器を充てられて どきどきする子供のようだ。
あなたにとってはただの、研究対象だったのかもしれないけど、

私はいつも固まってしまうの。好いているからよ。

 

その気持ちは、見抜いてくれたかしら。

鼓動の高鳴りをあなたも聞いたかしら。


あなたが世界から忽然と姿を消したと、思い込ませて 過ごす日々は、非常な退屈だ。

 

味のない乾パンのようなものだ、
噛み続ける気力をどのようにして保とうか。

 

膨大な感情を押し殺していると、
やがて人は、石になってしまうのだと知った。

 

帰ってきてくださいませんか。
私の世界に。


どちらにしても、とてもよくお似合いでした。
あれをやって格好がつくひとと、そうでない人がきっといると思うわ。


膝の上に丸くなる猫のように
あなたに少し体を寄せて とても無防備なままで
安心して、あなたの呼吸を聞いていた。

 

 


あなたの 好き は、なんて清らかなのかしら。
なんて美しいのかしら。

そして、なんて誤解されやすいのかしら。

 

 

なるべく見逃さないように、

そして誤解しないように、

1番の味方で居られるように、そう願っていたのに。

 

どうして私が不安になってあの時見失っちゃったのかしら。

あなたの繊細で清らかな心を守りたいって思ってたのに。