大樹のように…
「〇〇さんは3年、5年はどうなっていたいの?
計画を立てなさい。」
「僕は無計画は嫌いや。」
グサッと苦しく、血を吐くような気分。
彼は私のプライドを粉々に砕く。
でも、
彼の言葉に1秒で傷ついてはいけない。
「私はさ〜最近幸せすぎて、多分あと余命が3年くらいなのかなって思うんだよね〜笑」
以前何気なく吐露していたのは、
私のほうだったと、思い出す。
そんなひと言から、
分析し、考え、見出された最適解の
ご提案だったのだ。
表面的に愛してるばかり言って、
仕事を辞めたり暴力を振るう父とは真逆の、
わたしの成長や、進むべき真っ当な方向に
責任を負って、覚悟を持って向き合い続けてくれる、叱ってくれる人のありがたさ。
感情的になって喧嘩する友達カップルより、
女性も強く在る関係性より、尊敬させ続けてくれる、
ずっとカッコイイと思わせてくれるような人に素直に従ってさんぽ下がってついていく方が幸せだと、
私は思う。
彼はまず始めに、筋を通す。
その為にいつも正しいことをストレートに言い放つ。
それは、分析し尽くし全てを見通して、
考え抜かれた一手。
彼が普段どれだけ崇高な世界にストイックに生きていて、洗練された考え方にたどり着いているかを、空気で感じさせられる。
まるで、鋭く的を射抜くような 精巧さ。
おっしゃる通り。でもたまに耳が痛い。
それを聞いて、苦しくなって耐えられなくて気持ちが込み上げる時もある。
でもそんな時、ついていけない私の気持ちも全力で、
受け止め、ケアしてくれる。とても優しく。
こんな私なんかに、極上の敬意を払って。
上品にそぉっと近づいてきて、
ふわりさらりと、風向きを器用に変えながら、
私の心まで訪ねてきてくれる。
決して諦めないでくれる。
こんな風に受け入れられてしまったら、、
虚栄もガードも、何もかも崩壊し、とろけてしまう。
プライドが本当に溶けてなくなってしまう。心を脱がされてしまう。精神的に屈服することの気持ちよさ。
もしかしたら誤解されて日の目を浴びないかもしれないような、とても難解な分かりづらい、一見捨て身な愛情表現、、
でもまるで、
歩みを進めることの出来ない時には
おぶるように、
私が打ちひしがれる時には道を照らすかのよう。
私よりはるかに偉大な存在に、大きなものに包まれ、守られているような気持ちで満たされる。
そんなすごい存在が、
こんなにも優しく絶対的に安全に、
手のひらで転がしてくれる。
女性の1番柔らかいところ、
どこまでも蕩けてしまうような、弱く、頼りない、甘い気持ちを、全幅の信頼をおけるたった1人に預け、
生きられたなら、、これほどの幸せはあるだろうか?
安心して委ねて、
“この人が言ってるんだから、きっとそうなんだろう。“と
新しい価値観であっても、すんなり受け入れられる。頼もしい大樹のような男性。
それは、どのくらい自分が愛されていて、
彼が私の人生に責任をもって、心を注いでくれているのか、知ってしまったから。
彼の考えはどこまでも深いし、今私が理解できなかったとしても、
私のための言葉であることが絶対的に揺らがない。
私が自身の事を考えるよりも真剣に、
私が自分のことを愛するよりも深く、
彼は私を愛してくれている。
“あぁ、この人には一生勝てない。“
そう思える男性とめぐり会えるのは、
どれだけ大変なことだろう。
敬服の念を持って、
この巡り合わせを祝して。
お慕いしております。
ついてゆきたいのです。